本格的なスパイス料理を故郷の味として提供

アジア料理、スパイス料理を愛してやまないライターの加藤です。

今回、ご紹介するのは東京都武蔵野市を中心に立川、千葉県船橋市で6店舗飲食店を展開しているカンデルさんがオーナーを務めるインディアンフードレストラン「SITAL 吉祥寺」です。

ちなみに故郷グルメガイドで紹介されている「SITAL 三鷹店」はカンデルさんのご兄妹が営まれているお店なんだそう。さまざまな飲食店が揃っている吉祥寺はアジア・エスニックレストランが数多くあるエスニック料理の激戦区!そんな吉祥寺で人気を誇る「SITAL 吉祥寺」の魅力と、ぜひ味わってほしいおすすめのメニューを紹介します。

三鷹店同様タージマハールが出迎える店内

SITAL 吉祥寺は吉祥寺駅北口から徒歩約2分。メンチカツで有名な「国産黒毛和牛専門店さとう」の近くにある商業施設「コスモビル」の3階に店舗があります。2023年冬には世界最大級サウナが地下フロアにオープンするそうで、サウナで整った後、ビールとカレーで〆るなんて使い方もできそうですね。


エレベーターで3階にあがった左手がSITAL 吉祥寺です。ランチ時は行列になることもあるため、店舗の外には入店待ち用の椅子と美味しそうな料理写真が目を引くメニューがあります。

店頭に展示されているランチメニュー。チースナンのトロトロ感が食欲を刺激します

早速店内へ。オーナーのカンデルさんにお話しを伺いました。

お話を伺った方/カンデルさん

オーナーのカンデルさん

スパイス料理について本格的に学ぶためにインドで十数年間修行をしたというネパール出身のカンデルさん。本格なスパイス料理をお客さまのニーズに合わせた味として提供しているそうで、インドから取り寄せた良質なスパイスをふんだんに使うのがお店のこだわりです。

地元の方や、日本人のお客さまだけでなく海外から訪れる方やインド人のお客さまも多いとか。また、SITAL 三鷹店のお客さまが吉祥寺に出た際に食事に来られることもあるなど、幅広い層に愛されているお店という印象でした。取材をした日も17時の開店直後には、テーブル席の半数以上が埋まっていき、外国人のお客さまもいらっしゃいました。

Instagramを使いメニューや店舗情報を公開されているため、SNSを見て訪れるお客さまも増えているとのこと。

カンデルさんの息子さんで、ホール担当のインドラさん(右)

SITAL 吉祥寺の最大の魅力はなんといってもメニューの豊富さにあります。

生クリームと牛乳を混ぜ込んだほんのり甘いナンのほか、チーズたっぷりのナンやガーリックナン、ほうれん草やごまのナンにドライフルーツとナッツを混ぜ込んだ香ばしいナンやチョコを混ぜ込んだスイーツナンまで。こんなにいろいろなナンがあるお店は初めてです!

お肉はすべてハラールというカレーのほか、ビリヤニ、サモサに炭火焼き料理も種類豊富。

そして嬉しいのは、枝豆やモモ(ネパールの蒸し餃子)やポテトフライ、スパイシーな野菜炒めなど、おつまみメニューのほかビール、ウイスキー、ワイン、インドラムなどアルコールメニューもたくさんあること。

カンデルさんがお酒好きということもあり、お酒と合うメニュー、スパイス料理と合うお酒をメニューに加えていくうちに、こうなったそうです。

壁に描かれているのはカンデルさんの故郷、ヒマラヤ山脈

料理の紹介

さて、お待ちかねのお料理です。まずは「うちのお肉料理はお酒によく合うよ」とカンデルさんにすすめていただいたタンドール(インドの伝統的な土窯)で炭火焼きにしたチキンティッカとシークカバブから。

キッチンから運ばれてきたのは、鉄板のうえで美味しそうな湯気と香りを放つお肉たち!

ティッカカバブセット

ジューシーでスパイシーな炭火焼き料理

特製ヨーグルトソースに漬け込んだ若鶏は柔らかくて、ジューシー。そして、スパイスを効かせた挽肉を鉄串に巻きつけて炭火焼にしたシークカバブ、ビールが進む味わいです。ジンジャー、ガーリック、トマト、レモン、インドスパイス、ケチャップで作られた特製ソースとの相性も抜群でした。

ソースだけでもお酒が飲めてしまいそう

続いてカレーです。セットメニューはプレーンナン・ライスおかわり自由 で、カレーが10種類から選べるほかサラダ、ミニライス、選べるソフトドリンク付きです。ランチは1,200円からとディナーよりお得な値段設定です。

数あるナンも捨てがたいものの、全粒粉をミルフィーユ状に重ねて焼いたパン「パラタ」のセットをチョイスしました。本場インドではポピュラーだというパラタですが、日本で食べられるのは珍しいですね。

パラタセット

まろやかで濃厚な北インドのカレー

パラタセットはカレーが2種類選べるので、今回はほうれん草とチキンのカレーとマトンマサラカレーをチョイス。

「カレーの辛さはどうします?」と笑顔のカンデルさん。インドのお客さまは辛さ強めから激辛を注文されることが多いそうで、日本のお客さまは、最初は辛さ控えめでも、お店に通ううちに辛さ強めになっていく方もいらっしゃるとのこと。筆者は辛いもの、スパイスが好きなのでほうれん草とチキンのカレーは辛さやや強め、マトンマサラカレーは「スーパーホット」でお願いしました。

(手前)マトンマサラカレー、(奥)ほうれん草とチキンのカレー

ほうれん草とチキンのカレーを一口。ほうれん草の味が濃く、チキンとの旨みと調和した深みのあるカレーです。辛いものが苦手な方は「中辛」以下にしたほうがいいかもしれませんが、辛さのなかに旨みも感じる美味しいカレーです。

そしてマトンマサラカレーですが、ジンジャーとスパイスの香りが鼻に抜ける、さわやかな辛さにハマりました。ベースにしているのはとろみの強い濃厚なルーが特徴の北インドのカレーですが、SITAL 吉祥寺のカレーはこってりとクリーミーでも重さがないので、食べ飽きることがありません。

パラタは、パイのようなサクサクな外側とバターの良い香り、中はナンのようなモチモチ感と甘みがありました。SITAL 吉祥寺さんのパラタはすこし厚みがあるので、食べ応えもあります。


インド定番のヨーグルトドリンク「ラッシー」はカレーの辛さを和らげてくれるので、今日はいつもより辛いカレーにしてみようかな、という方はラッシーをセレクトするといいでしょう。

あとがき

セットドリンクのマンゴーラッシーで一息つき、周りを見ると、おひとりさまのほか、居酒屋のように料理とお酒を楽しみ、最後に何種類かのカレーをシェアして楽しんでいるグループなど、さまざまなお客さまがいらっしゃいました。

エスニック料理の激戦区、吉祥寺で圧倒的なメニューの豊富さとクオリティの高い料理を提供するSITAL 吉祥寺さんはスパイス好き、そしてお酒好きの方に自信を持っておすすめしたいお店です。

店舗情報

店名
SITAL 吉祥寺
住所
〒180-0004

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-3 コスモ吉祥寺 3F

JR吉祥寺駅北口から徒歩2分
最寄駅
吉祥寺駅
駐車場
なし
電話
050-5595-7398
コロナ禍への対応
お店HP
https://indian-food-restaurant-sital.com/
グルメサイト掲載

インタビュアー

加藤
日本

バンコクをはじめプーケット、サムイなど年に一度は渡泰するほどのタイ好きライター加藤です。 タイのほか、中国、台湾、ベトナム、インドネシア、韓国などアジアの食、文化に関心があります。 日本で味わえる母国の味や本場の味をお伝えできるよう、レポートしていきたいと思っています。