日本人に大人気のタイ料理店
今や八王子のタイ料理で検索すると、上位に登場する「タイラーンナー」。2007年に開店されたお店で、今度の8月で17周年とのことです。八王子住民の筆者は、17年間の間に、何度かこのお店でごちそうになりました。タイ料理と聞くと、とても辛いイメージですが、辛さを個人個人に合わせてくださるんです。日本人の中にも、このお店のファンは、大勢いるようですね。店長のカッティヤさんに、お話を伺いました。
お話しを伺った方/カッティヤさん
カッティヤさんは来日して、まず浅草橋の日本語学校に通ったそうです。日本へ来たきっかけは、お母さまが日本人の方と再婚されて、日本で生活するようになったからとのことです。カッティヤさんは当時大学生の年齢で、23歳から、大学にも通われたそうです。日本語も、とてもお上手ですね。
お料理は小さいころからとてもお好きで、ご祖父母さんたちに、作ってあげていたようです。テレビを見て勉強したり、本を読んでみたり…。作るとみんなが喜んでくれるので、料理が大好きになっていったようです。
タイでは、あまり男性はお料理をしないと言われていましたが、カッティヤさんはどんどんお料理を楽しみたくて、錦糸町のタイ料理のお店でアルバイトをしながら、お料理の腕を磨いていったようです。そして、ご両親の住む八王子で、開店をしようと思ったのが2007年ということです。
お店は、八王子駅北口から徒歩5分くらいのところにあります。なんと、入り口が階段を登って2階です。「本当は1階がよかったんだけど」とカッティヤさん。確かに1階は便利かもしれませんが、そんなことが全く気にならない、おいしいお店なんですよ。
1階には別のお店がありますが、2階にちょっと上がれば、お店に入れます。このお店ができる前は、韓国の焼肉屋さんだったそうです。そんなわけで、内装はタイ風にすればよかっただけのようです。内装、異国情緒たっぷりで、とても素敵です。各テーブルに素敵なタイのティッシュカバーのついたティッシュあり、お水を入れたコップも、タイに来たような気分になれる、素敵なシルバーのコップです。タイの絵や、写真もなんだかとても雰囲気よくて、素敵でした。
お店は、コロナ禍を経て、今、だいぶウーバーイーツや出前館といった、テイクアウトサービスが増えてきているようです。カッティヤさんは、コロナ後にはもうやめようかと思っていたところ、やめないでほしいという口コミに動かされて、まだ続けられているようです。美味しいんですよ、このお店。出前で頼みたくなる方たちの気持ち、とてもよくわかります。
料理の紹介
このお店のお料理は、一言で言うと、すごく柔軟性に富んでいます。相手の好みに合わせて、辛さを調節してくれて、タイ料理=辛いというイメージを払拭してくれます。また、辛くないから物足りないなんてこともなく、タイ料理ってこんなに美味しかったんだ!と多くの日本人が感じることと思われます。
でも、タイ人のお客さんたちが来て、辛さを求められたら、即座に対応できるそうです。すごいですよね。
メニューを見てみましょう。ランチタイム(11:30~15:00)に今回はお邪魔したのですが、ランチメニューがお得ですね。サラダ、スープ、デザートのタピオカ、ランチドリンクが付いています。ただ、もっと食べたい人は、単品でも注文できますよ。
シーフードカレーセットは1150円です。辛いのが苦手だと伝えると、とてもマイルドにしていただけました。カオマンガイ(タイ風チキンライス)は900円、ライスがバターライスようにマイルドで、塩味がとても効いています。タレもついていて、少し甘辛な味を味わうことができます。海老チャーハンは、900円、タイ米に油を吸わせているのが何とも美味しく、さっぱりしていて食べやすいです。
さて、単品も見てみましょう。最近の猛暑の中、人気が高いサラダが、ヤムウンセン(春雨のサラダ)やソムタム(青パパイヤのサラダ)だそうです。食べてみたところ、これはいい!と思いました。ヤムウンセンはピリ辛い感じですが、イカやシーフードととても合っていて、セロリやパクチーがさっぱり感を作り上げています。ソムタムは、辛いイメージがありましたが、レモングラスやらピーナツやら、味をマイルドにしてくれるものが入っていて、とてもさっぱりしているように思えました。美味しいですよ、人気がでるはずです。
ガイトードは、フライドチキンですが、にんにくチップを一緒に食べたり、たれをかけたりすると、様々な味を楽しめます。そして、今回初めてティラピアと言われる淡水魚をいただきました。スズキによく似た淡水魚ですが、焼いてタイ風の味付けをすることで、ボリュームたっぷりの一品になっています。それと一緒にタイ風もち米が、本当に良く合います。タイ米のもち米も、あまり普段食べませんよね。ほぐれやすく、のどごしもとてもよかったです。
とにかく美味しいです。ぜひ、この美味しさを、大勢に広めたいというカッティヤさんの強い願いのあるお店なんですね。今は、ご親族や日本語学校の学生アルバイトさんたちに手伝ってもらいながら頑張っていらっしゃるようですが、後継者を育てていくことにも、大きな夢があるようです。