ビルの扉を開けたら別世界!吉祥寺の隠れ家レストラン「PEP spanish bar」
こんにちは!ライターの寺西あゆみと申します。埼玉県や多摩地区の魅力を発信するライターとして活動しています。
ライターの仕事を始める前は、都内の旅行会社で募集ツアーの企画担当をしていました。ひとり旅が趣味で、コロナ禍前はできるだけ観光客のいないディープな街を探して旅をしていました。そこで出会った地域人々の魅力や、旅の魅力を発信していきたいと思いライターの仕事を始めました。
こちらでは多摩地区のお店の紹介をさせていただいています。流行最先端のおしゃれなお店よりも、昭和な香りのするアットホームで人情味の溢れるお店によく出没します。美味しいものもお酒も大好きなので、穴場のお店を発掘してみなさんにお届けできたらと思います。
店の紹介
今回は、吉祥寺の「ペップスパニッシュバル(P E P spanish bar)」へお邪魔してきました。
「ペップスパニッシュバル」は、吉祥寺駅北口を線路沿いに進み、一本路地に入ったビルの2階にある、隠れ家レストランというような雰囲気のお店。お店のある路地は、北口から徒歩3〜4分歩いただけでこんなに静かなんだ!と思うほど。
テラス席もある別の焼き鳥店の2階なので、気をつけて歩いていないと見逃しそうなシンプルな看板です。
「ここでいいんだよね・・・?」と不安になりそうな、飲食店が入っている気配を感じられないビルの階段を上ります。恐る恐る2階の扉を開けると、突然別世界のようなおしゃれなレストランが現れます。
扉を開ける前の無機質な雰囲気からは想像もつかない洗練された空間です。
20代と思しきおしゃれな女子会グループや、20代の付き合いたてと思しきカップル、ワインを熟知していそうな年配カップルなどお客さんまでおしゃれな雰囲気。スタッフの皆さんも若くて美男美女揃い。
普段は赤提灯の居酒屋にばかり行く私たちは、「場違いなところ来ちゃった!」と最初は気後れしました。
しかし、スタッフの皆さんがこんな私たちにもとっても優しく親切。おしゃれなお店はスタッフの方もツンツンして上からな人が多いイメージでしたが、「ペップスパニッシュバル」は全くそんなことはなく、忙しそうに動き回りながらも丁寧に料理について教えてくれ、居心地が良かったです。
私たちはカウンター席。手際よく、チームワーク抜群の活気あるスタッフの皆さんの様子を眺めながら楽しいひとときを過ごせました。
料理の紹介
食事もお酒もメニューが豊富。料理名だけ見ても想像がつかないものがあったので、スタッフの方に聞いたり、他の方に出す料理を見て食べてみたいものを注文したり。カウンター席の特権ですね。
「ピンチョス」(鶏レバーのパテ・ノルウェーサーモンのマリネ)各200円
スペインバルに来たらまずはこれ!濃厚な鶏レバーのパテが美味でした。
「青森産帆立とアンディープのセビーチェ」980円
黒毛和牛のカルパッチョと悩みに悩んでセビーチェを注文。帆立がプリプリであっという間に完食しました。
「海老のアヒージョ」950円
かつてアヒージョにハマって自分でも作るなど、しょっちゅう食べていた時期がありました。「ペップスパニッシュバル」さんのアヒージョは過去1番ではないかと思うほど美味しかったです!
ポイントはいろんな海老が頭まで丸ごと入っていることだそう。しょっぱいだけのアヒージョを出すお店も多いですが、こちらは出汁も出てとっても濃厚でした。尻尾も頭も柔らかいので食べられます。
お通しのあつあつのバケットと合わせて食べましょう。
「生ハムのクリームコロッケ」780円
カウンターから揚げているところを見て、美味しそうで注文してみたメニュー。
和風のコロッケとは異なって小ぶりで、楊枝に刺して食べる一口サイズ。外はサクッと、中はあっつあつでとろとろ。濃厚なクリームの甘みと生ハムのしょっぱさも合います。
人気商品だというのも頷けます!
「ラムレーズンバター」480円
手作りというラムレーズンバター。濃厚なのに甘ったるくなく、サックサクのラスクとの相性もピッタリ。デザートとしても食べられるなと思いました。
「炭火地鶏と九条葱のパエリア」1,750円
4種類あったパエリアの中からあえて和風のものをセレクト。こちらは他のパエリアと違い鶏出汁を使っているとのこと。和風のパエリアは初めて食べましたがハマりそうです。
2名ならレギュラーサイズを選びましょう。多すぎず、〆にちょうどいいサイズでした。
カクテル(紅茶とグレープフルーツ)各600円
変わったカクテルが多いのも魅力のひとつ。スタッフのかたに「紅茶とグレープフルーツ」をおすすめいただき注文。飲む前は味の想像がつかなかったのですが、さっぱりして癖になる味です。
カクテルというと甘くて食事と合わないことが多いですが、こちらは食事の邪魔にならないですよ。