海外の方も絶賛!ドイツパン専門店Linde(リンデ)でいただく本場仕込みのドイツパン
お店の紹介
吉祥寺駅北口からサンロード商店街を歩いていくとブレッツェルの看板が掲げられた「Linde」が見えてきます。1997年創業のドイツパン専門店「Linde」は、ドイツ人マイスターから受け継いだレシピでパンを製造しています。こうしてつくられるパンは、海外のお客様からも「本物のドイツパン」とお墨付きがつくほどの本格派。
お店は1階がパンのテイクアウト販売、2階はイートインのできるカフェになっています。カフェでは、1階で購入したパンを食べることもできます。
入店するとずらりと並ぶドイツパンの数々。日本でなかなかお目にかかる機会のないドイツパンをこんなにも多く扱っているお店は他にないのではないでしょうか。種類の豊富さだけでも海外の方々にとっては貴重ですが、それが本場の味となれば喜ぶことは間違いないはず。
パンは小さなサイズのものがほとんどなく、一つ一つが大きめです。調べてみたところ、ドイツではこうしたパンを薄くスライスし、具材をのせたり何かを塗って食べるのが主流なのだとか。パンの大きさの意味合いや食べ方を理解すると、より食べる楽しみが増してきます。
また、ライ麦栽培が盛んなことから、小麦でなくライ麦を使うのが特徴のドイツパン。サワー種という酵母を使い酸味が強く糖度が少ないため、糖質を気にしている方にも人気が高いよう。加えて、ライ麦には栄養価が高く、食物繊維が豊富で腸内環境を良好にするなどの利点もあるそう。噛むほどに旨味の出るパンは味わい深いだけでなく、よく噛んで食べるため満腹感を得られやすいなど健康によい面が多くあり、そうした点もファンが多い要素の一つに感じました。
冷蔵コーナーにはサンドイッチやソーセージが並んでいました。サンドイッチは吉祥寺店限定の商品だそう。尚、ソーセージはドイツでポピュラーな白ソーセージでした。こうした商品が並ぶのもドイツのお店だからこその光景であり、ドイツの食文化に触れることのできる貴重な機会です。
訪問時は、季節限定のメニューのシュトーレンの販売も始まっていました。クリスマスの定番シュトーレンはこの時期だけ楽しめるプレミアムなメニュー。本場ドイツ仕込みの本格派シュトーレンをいただくことを毎年楽しみにしているお客様もいらっしゃるようです。
2階のカフェでいただけるランチセットや、曜日限定メニューの提供もしています。
ブレッツェルはお店の一番人気のメニュー。日によっては売り切れてしまうこともあると言います。訪問時もほとんどのお客様が購入されていました。パンは入口にあるトレーとトングでとる形式ですが、プレッツェルはレジ横のショーケースから店員さんにとってもらうスタイルになっています。
料理の紹介
購入したのは一番人気のプレッツェル(204円)。ブレッツェルはショーケースに入っており、なくなると新しいものが投入されます。しかし、さすがの人気商品。追加するたびに次々購入されていくので日によって商品がないというのも納得でした。ブレッツェルを購入したい場合は早めの時間にお店へ行くことをおすすめします。
プレッツェルは外側はカリッと、中はもっちりした生地は食感や香りもよく、おいしいです。表面についている粗塩がよいアクセントとなり生地の味わいをより引き立てます。噛むほどにじんわりと素材の旨味が伝わる癖になる味わいはファンが多いのも納得の一品でした。
本場の製法でつくられたドイツパンはおいしいのはもちろん体にもよいので、健康を意識する方々の中でも今後人気が高まるように思います。何より、こんなにも種類豊富なドイツパンが並ぶお店にはなかなか出会えないので、日本に住むドイツの方々やドイツパンがお好きな方には貴重な存在だと感じました。機会があれば、ぜひ本格ドイツパンを楽しみながらドイツの食文化に触れてみてください。