スイスのアーバンな雰囲気を味わえる本格カフェ

初めまして!

フリーライターの榎本力良(えのもと ちから)と申します!

私は2019年3月まで、長崎大学多文化社会学部に在籍していました。

在学時はバックパッカーとして、3カ国への交換留学を含め20以上の国や地域を巡りました。

時にはホームレスになり、現地学生の宿舎に居候したり。

また時には誤って高速道路に自転車で乗り入れてしまい、行き交う運輸トラックに轢かれそうになりながら必死にペダルを漕いだことも。

そんな珍道中のなかで口にした食事やお酒を通じて、その土地々々の人情や風情を胸に刻む。

そんな不器用な学生でした。

現在は東京都内に暮らしながら、フリーライターとして生計を立てています。

2024年には妻と一緒に日本一周のバンライフを計画しているため、旅に向けてお金を貯めつつ、時間と場所に縛られないためのライティングスキルを磨いています。

故郷グルメガイドでは、東京の八王子多摩エリアにありながら異国風情を楽しめる外国料理店を紹介して参ります。

記事を通して、読者の皆さんに少しでも外国気分を味わえてもらえれば、また1人でも多くの方に「お店に行ってみよう」と感じてもらえれば嬉しいです!

店の紹介

今回訪れたのは、八王子にある本格カフェ・Brasserie BASEL(ブラッセリーバーゼル)様。

BASELという店名は、カフェ創業者がその昔、洋菓子の本場であるスイスのバーゼル地方で修行を積んだことに由来しているとのこと。

Brasserie BASEL様は現在、八王子〜日野エリアを拠点に12店舗を展開しています。

フランスの片田舎の喫茶店を思わせる雰囲気のお店もあれば、都市部のスタイリッシュさをコンセプトとしたお店まで、店舗によってイメージが違うのが魅力のカフェです。

そんな中でも、今回お邪魔したBrasserie BASEL様はとてもアーバンな印象で、学生時代に訪れたパリのカフェを思い出しました。

今回は土曜日の昼下がり、アフタヌーンティーを兼ねて妻と2人で来店。

自家用車で向かいましたが、お店に駐車場はないため、近くのコインパーキングを利用しました。

JR八王子駅を出て大通りを進むこと約5分、ビル群のなかで一際目を引くファーストスクエアビルの1階にお店があります。

気持ちよさそうなテラス席が目を引きましたが、この日はとても暑かったので空調の効いた店内席を希望。

お昼のピークタイムを過ぎた14時ごろの入店だったからか、とくに待つことなく席まで案内してもらえました。

店内は、会話を邪魔しない程度の音量で落ち着いた音楽が流れていて、とても良い雰囲気です。

アルコールメニューも提供しているようで、店内のショーケースにはワインがずらりと並んでいます。

カウンターの壁に掛けられた手書きメニューがとてもチャーミングで、天井の大きなシャンデリアがお店全体に上品な印象を与えています。

店頭ではコーヒー豆の販売も行っています。

コーヒー豆は、希望があればその場で挽いてもらえるとのこと。

ひときわ目を引くのが、この「おかわりマドレーヌ」のポップ。

コットンリネン製のバッグが付いた10個入りのマドレーヌで、次回来店時にバッグを持参すると1個あたり通常162円のマドレーヌが129円で買えるとのこと。

僕も、次回お店に来る時は買ってみようかと思います。

料理の紹介

時間的にランチメニューが注文できたため、僕は「ハーフ・ハッシュドビーフwith 5種豆サラダ&お好きなケーキセット(税込1,430円)」を頼みました。

妻はメニュー選びに苦戦していましたが、熟考の末に「ハーフ・シーフードドリアwith 5種豆サラダ&お好きなケーキセット(税込1,540円)」を注文。

5種豆サラダ(ランチセット内容)

まず運ばれてきたのは、副菜のサラダ。

シャキシャキのレッドキャベツとレタスが中心で、プチプチ食感のレンズ豆が良いアクセントになっています。

さっぱりとしたオリーブオイルベースのドレッシングは、健康にも良さそうな味わいです。

アイスコーヒー(ランチセット別)

サラダと一緒に、僕が頼んだアイスコーヒーも運ばれてきました。

TAKAO COFFEEというコーヒー豆を使用したこちらのアイスコーヒー。
実はこのTAKAO COFFEE、カフェを運営する有限会社バーゼル洋菓子店の特製ブランド豆とのこと。
コーヒー豆は店頭で販売されているため、気に入った方はその場で買って帰ることもできます。
お菓子や料理だけでなく、コーヒー豆まで自社でプロデュースするという、お店のこだわりが感じられます。

気になる味はというと、キリッとした苦味と鼻から抜ける香ばしい香りが特徴的。

店内のヨーロピアンな雰囲気も相まって、一口飲むごとにドイツやフランス、オランダ、ベルギーなどのヨーロッパ諸国を旅して回った学生時代を思い出しました。

ハーフ・シーフードドリア(ハーフ・シーフードドリアwith 5種豆サラダ&お好きなケーキセット(税込1,540円))

コーヒーの味を楽しんでいると、妻が頼んだシーフードドリアが運ばれてきました。

カップから溢れ出たアツアツのドリアが食欲をそそります。

具材はホタテ、イカ、アサリが中心で、カップの下には濃厚なトマトソースが隠れています。

一口目はホワイトソースのみ、後からトマトソースと混ぜて味を変えながら、1品で2通りの食べ方が楽しめるメニューです。

ハーフサイズでも十分な食べ応えで、腹ペコだった妻も満足気でした。

ハーフ・ハッシュドビーフ(ハーフ・ハッシュドビーフwith 5種豆サラダ&お好きなケーキセット(税込1,430円))

僕が注文したハッシュドビーフは、デミグラスソースの芳醇なコクと甘味がやみつきになる逸品。

じっくり煮込まれた赤ワインがもたらす深みのある甘さは、子どもから大人まで年代問わず好まれること間違いなしです。

あまりの美味しさに、あっという間に平らげてしまいました。

ランチセットのケーキは、自分でショーケースまで取りに向かうのがBrasserie BASELのスタイル。

ショーケースには、ケーキの本場・スイスで修行を積んだ創業者の意匠が凝らされたケーキがずらりと並びます。

ランチセットでは、このショーケースに陳列されているケーキをどれでも選べるというのが嬉しいポイント。

僕も妻も優柔不断なため、どれにするか決めかねていると、店員さんが親切に声をかけてくれました。

それぞれのケーキのおすすめポイントを聴きながら、1人1つずつケーキを選びました。

季節限定 苺とリコッタチーズのムース(ランチセット内容)

僕は店員さんおすすめの期間限定メニュー、苺とリコッタチーズのムースを選びました。

リコッタチーズクリームと苺のジュレを、苺のムースで包んだこちらのケーキ。

リコッタチーズのやさしい風味が苺本来の味わいを引き立たせて、苺好きの僕にはたまらない一品でした。

トッピングのいちごとラズベリーをいつ食べるか考えるのも、ショートケーキの醍醐味ですよね。

モンブラン(ランチセット内容)

こちらは、妻が選んだモンブラン。

店員さん曰く、数あるケーキの中でもシーズン問わず人気の定番メニューとのこと。

外側のモンブランは濃厚で、中のカスタードクリームは甘さ控えめ。

土台のメレンゲがしっかりとした甘さなので、合わせて食べると絶妙な甘味が口の中に広がります。

ホットティー(ランチセット別)

妻のドリンクは、食後に運んでもらいました。

ミルク付きのホットティーは、ケーキの余韻が残る口によく合う優しい甘味。

落ち着いた店内でアフタヌーンティーを飲みながら、食べた料理の感想や来週の予定などいろんな話題で盛り上がり、とても充実した週末を過ごせました。

ひとしきりお喋りも済み、会計へ。

クレジットカードや電子マネーでも支払えるため、キャッシュレス派の方でも心配ありません。

会計を済ませてお店を出ると、フランス人とおぼしき女性がふたり、テラス席でお茶をしながらフランス語で会話に花を咲かせていました。

カフェ文化の本場ともいえるフランスの人々からも選ばれる本格派カフェ、Brasserie BASEL。

これから八王子を訪れる度に、立ち寄ってしまいそうです。

読者の皆様も、機会があればぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名
Brasserie BASEL
住所
〒192-0046
東京都八王子市明神町3丁目20-6 ファーストスクエアビル1F
最寄駅
京王八王子駅
駐車場
なし
電話
042-648-0824
コロナ禍への対応
【店内】定期的な換気、隣客との距離確保または間仕切りあり
【従業員】出勤前の検温、マスク常時着用、手洗い・うがいの徹底
【お客様】手指消毒液の用意
お店HP
https://basel.co.jp/brasserie.html
グルメサイト掲載

この記事の執筆者

榎本力良
日本

初めまして! フリーライターの榎本力良(えのもと ちから)と申します! 私は2019年3月まで、長崎大学多文化社会学部に在籍していました。 在学時はバックパッカーとして、3カ国への交換留学を含め20以上の国や地域を巡りました。 時にはホームレスになり、現地学生の宿舎に居候したり。 また時には誤って高速道路に自転車で乗り入れてしまい、行き交う運輸トラックに轢かれそうになりながら必死にペダルを漕いだことも。 そんな珍道中のなかで口にした食事やお酒を通じて、その土地々々の人情や風情を胸に刻む。 そんな不器用な学生でした。 現在は東京都内に暮らしながら、フリーライターとして生計を立てています。 2024年には妻と一緒に日本一周のバンライフを計画しているため、旅に向けてお金を貯めつつ、時間と場所に縛られないためのライティングスキルを磨いています。 故郷グルメガイドでは、東京の八王子多摩エリアにありながら異国風情を楽しめる外国料理店を紹介して参ります。 記事を通して、読者の皆さんに少しでも外国気分を味わえてもらえれば、また1人でも多くの方に「お店に行ってみよう」と感じてもらえれば嬉しいです!